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雲崗石窟
所在地:    西
パターン:世界文化遺産
登録年:2001年
 
 山西省北部、内蒙古自治区との省境近くに位置する大同市の西16km、武周山南麓の砂岩の断崖に彫られた大石窟群。東西約1kmに渡って仏像の彫られた石窟群が続いている。造営開始は北魏の興安2(453)年。鮮卑族の拓跋部(タクバツブ)が華北地方を平城(今の大同)を都として支配していた時代のことである。
 建国の当初は仏教国であったが、太武帝の時代である446年に廃仏が行われた。しかし、452年には次代の文成帝が再び仏教を重んじ、名僧曇曜(ドンヨウ)の助言によって造られたのがこの雲崗石窟である。このときに彫られたのが、曇曜五窟で第16~20窟にあたる。この曇曜石窟の五つの本尊は、北魏の五代に渡る皇帝を模して彫られたものともいわれている。第19窟には、この石窟群中最大の高さ16.8mにもおよぶ仏座像がある。これらの五大仏は、中央アジア、中部インドとガンダーラ様式の影響が見て取れ、また、第10窟の金剛力士像には、後期ローマ様式の影響もうかがえるという。
 しかし494年、孝文帝が河南省の洛陽へ遷都したために、以後、雲崗の石窟は衰退の一途をたどることになってしまった。遷都後も、正光年間まで第21~53などの窟が造営された。敦煌の莫高窟と洛陽の龍門石窟(いずれも世界遺産)と並んで、中国三大石窟と呼ばれている。

 
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